私事ですが、昨年コロナで延期になった2つの研修が1月に重なってしまい、約2週間本山へ勉強しに行って参りました。
前半は御詠歌の研修です。
3年でワンクールの研修で年に1度本山へ行きます。
今回が3年目なので最後になります。
御詠歌は得意ではありませんが、金剛定寺にも御詠歌の支部があり、講員さんと月に数回御詠歌を唱える時間があります。
今は住職メインで行われていますが、いずれは自分がやるかもしれないとの思いもあり、御詠歌の研修に参加しました。
3年間を通して、御詠歌の難しさと奥深さ、一般の方にも親しみやすい内容などを学ばせてもらいました。
今回で一区切りですが、この経験を生かせる時がくれば良いなと思います。
▲▼途中雪も降り寒さで身が引き締まる研修となりました。
そして後半は基礎科という仏教の基礎的な事を改めて学ぶ研修です。
こちらも3年ワンクールで最後の回となります。
人々の悩みが様々あるように、仏教はその悩みに一つの答えを出さねばなりません。
答えを出せるよう、僧侶は幅広く教義を学び、体験せねばなりません。
そのような思いもあり基礎科を受講しました。
講義の内容はやはり様々で、今回は悲しみに焦点をあてた心理面の講義や、曼陀羅の仏様の配置について。お経の意味、作法の確認などジャンル問わずの研修となりました。
講義を受けても時間が経つと忘れてしまいますし、日常生活で何も意識しないと時間があっという間に流れてしまいます。
日々の雑事に身を置くと学ぶ事を忘れてしまい、気が付いたら何か月も経っています。
でもそれではダメなんだと思います。
意識的に学ぶ時間を作らないと一向に精神が養われません。
教養がなければ悩んでいる人を助けることもできません。
今回の研修は、そんな当たり前のことを再認識させてくれる契機となりました。
今後研修に行く予定は今のところなくなりましたが、今自分が何を出来るのかを模索し、日々お寺の事、檀家さんの事、地域でのありよう等々を考えていきたいと思います。
また来年はお大師様生誕1250年という事で、宗派においても色々と企画しているようです。
▲お大師様像
本山も金堂の補修工事が今年の3月いっぱいで終わるようで、来年に向けて着々と準備しているようにも見受けられます。
▲智積院金堂
当山も本堂屋根の工事が今秋から始まり、来年の春頃に終わる予定です。
お大師様生誕1250年と屋根改修にかけて催し物を考えていますので、その時はまたお知らせいたします。
まとまりのない文章ですがご一読ありがとうございました。
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